(台北中央社)中度台風(台湾基準)の台風18号は2日、勢力を弱めて南部・高雄の南西の海上を北北東に進んだ。中央気象署(気象庁)によれば、3日にも台湾に上陸するものの、その後熱帯低気圧になる見込み。
台風18号は正午現在、南部・高雄の南西約130キロの海上にあり、時速8キロの速さで、北北東に進んでいる。中心気圧は930ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は48メートル。瞬間最大風速は58メートル。中心から半径220キロ以内は風速13.9メートル以上、半径70キロ以内は風速24.5メートル以上の強風域。
気象署の伍婉華予報官は、台風の勢力は弱まったとしながらも、台風の渦はしっかりとしており、強風や大雨が台湾に影響すると指摘。3日にも中部または南部に上陸し、北上する見込みだと説明した。
気象署によれば、9月29日午前0時から10月2日正午までに東部・台東県金針山で1063ミリ、南部・屏東県大漢山で830.5ミリの雨量を観測した。