(台北中央社)中央気象署(気象庁)は16日、同日午前7時35分ごろに発生した東部海域を震源とするマグニチュード(M)6.3の地震について、4月3日に東部海域で起きたM7.2の地震や前日に北東部近海で起きたM5.7の地震とは関連がないとの見方を示した。今後3日間はM5.5以上の余震に注意するよう呼びかけている。
同署地震観測センターの許麗文副主任は今回の地震について、フィリピン海プレートが沈み込む縁で起きたと説明。4月の地震の震源と非常に近いものの、その後の余震でエネルギーが放出されてから一定期間が経過しているとした他、前日の地震とも震源がかなり離れているとし、それぞれ別の地震であるとの見解を示した。
その上で台湾東部は地震活動が活発で、今年はM6以上の地震が16回起きているとし、珍しいとは言えないとの認識を示した。
また今後3日以内はM5.5以上の余震が発生する可能性を排除できないとした。最近の雨の状況から、土砂災害に警戒するよう呼びかけた。