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年間訪台客の目標1千万人 台湾、航空券や高鉄乗車券などの優遇措置を計画

2024/07/31 13:55
桃園国際空港(資料)
桃園国際空港(資料)

(台北中央社)李孟諺(りもうげん)交通部長(交通相)は30日、今年の年間訪台外国人旅行者数の目標である1千万人達成に向け、今後海外PRを強化する方針を明らかにした。また台湾への航空券や台湾高速鉄道(高鉄)の乗車券を複数人分購入すれば1人分を無料とするなどの優遇措置を、交通部(交通省)観光署(観光庁)が打ち出す予定だとした。

李部長はこの日開いたメディアとの懇談会で、今年の訪台旅行者数は今月末時点で約430万人にとどまっていると指摘。4月に台湾東部沖で起きた地震や台風3号による被災で、海外からの観光客が訪台を取り消す恐れがあると危機感を示した。その上で海外からの旅行者を引き付けるため、日本や韓国市場では新たなイメージキャラクターを発表するとした。

優遇措置については、航空券は2~3人分、高鉄乗車券は2人分を同時に購入すれば1人分を無料とする予定。李部長は個人旅行客訪台の後押しをしたいと説明し、8月以降順次優遇措置を実施するとした。

展示会参加などのために訪台した旅行者に台湾観光をしてもらおうと、展示会前後にも台湾に滞在した旅行者には1日当たり2千台湾元(約9400円)の補助を提供する計画。また冬にはゴルフ旅行や校外学習などに関するPRを行うとした。

(余暁涵/編集:齊藤啓介)

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