(台北中央社)台風3号が24日深夜にも台湾へ上陸する見込みとなったのに伴い、一部の鉄道が減便や運休している他、空と海の便で欠航が相次いでいる。
台湾鉄路(台鉄)は24日、西部幹線と東部幹線の座席指定列車、東部幹線の一部を含む樹林(北部・新北市)―花蓮(東部・花蓮県)間の区間車、南廻線の座席指定列車と区間車、平渓線や深澳線、六家線、内湾線の列車を終日運休する。午後0時以降は西部幹線の区間車、東部幹線花蓮―台東(東部・台東県)間の区間車、集集線や沙崙線の列車も運休する。
台北メトロは24日の運行について、全線で利用状況を見て運行間隔を調整するとしている。猫空ロープウエーは運休する。桃園メトロは24日、停車駅の少ない直達車と臨時列車を終日運休する。各駅停車の普通車は15分間隔で運転する。台中メトロは24日終日、15分間隔で運行し、利用状況を見て増発する方針。阿里山林業鉄路は24日と25日に全線運休を決めた。
台湾高速鉄道(高鉄)は、24日午後0時以降、南行きと北行きともに全駅に停車する列車を全席自由席で毎時3本運行する。
海の便は東港(南部・屏東県)―小琉球(同)を結ぶフェリーなど15路線145便の欠航が決まっている。交通部(交通省)民用航空局によれば、空の便では、24日午前10時までに国内線で261便、国際線と両岸(台湾と中国)直行便で合わせて201便の欠航が決まったという。
(編集:齊藤啓介)