(台北中央社)台北、新北、桃園の北部3市は1日から、自転車シェアリングサービス「YouBike」に違反点数制度を導入した。騎楼(建物の2階部分の下を通路とした部分)での走行や歩道での歩行者妨害、信号無視などの行為に対して違反点数を付け、累積点数に応じて利用停止の処分を行う。自転車の歩道走行に対するクレームや事故死傷者数の増加を受け、点数制度導入によって歩行者にやさしい交通環境づくりを目指す。
騎楼での走行や歩道での歩行者妨害、信号無視、車道での逆走、二人乗り、走行中の携帯電話使用、その他の不当に使用する行為に対して違反点数1点を付す。1年以内に累積3点で14日間の利用停止、累積7点で1年間の利用停止となる。酒気帯び運転や違法薬物運転に対しては2年の利用停止処分を下す。利用停止期間中は、その他の都市でもYouBikeを利用できなくなる。
台北市政府交通局の担当者によれば、違反行為を見つけた場合、車台番号や違反の事実が分かる写真や動画を撮影し、陳情システム「1999」を通じて検挙することができる。また、同局は事故が発生しやすい場所でのパトロールを強化するとしている。
担当者は、騎楼を通過する際は自転車を押して歩き、ベルで歩行者を急かさないよう呼びかけた。車道や、自転車道の路面標示や自転車通行可の標識がある歩道以外を自転車で走行した場合はいずれも違反になると強調した。