(台北中央社)台北メトロ(MRT)は21日、韓国・現代ロテム製の新型車両7編成を導入する計画を発表した。量産先行車は2026年に受領し、28年に全ての試験を終わらせるとしている。今後の路線延伸や新路線開業に伴う利用客の増加に対応する。線路と平行に座席を配置したロングシートを全車で採用する他、乗降しやすい工夫が取り入れられる。
同社は新型車両について、混雑緩和や待ち時間の短縮、車両整備などに対応するために導入すると説明。試験完了後は実際のニーズなどをみて、投入する路線を決めるとしている。
同社によれば、ロングシートの採用でより広い車内空間を提供し、ドア横のスペースを広く取り、乗降しやすくする。また各車両に送風機を設置し、空気質の向上を図る他、1、6両目にはバリアフリースペースを設け、車いすや電動カート利用者がより利用しやすくする。乗客定員は約2200人だという。