日本時代の宿舎を民宿に改装 新たな観光地に/台湾・苗栗

2021/11/17 15:00
修復された「林務局南庄東村宿舎」=参山国家風景区管理処提供
修復された「林務局南庄東村宿舎」=参山国家風景区管理処提供

(苗栗中央社)中部・苗栗県南庄郷で日本統治時代に建設された歴史建築「林務局南庄東村宿舎」が修復され、16日に文化施設としてプレオープンした。宿泊できるほか、クリエーティブ商品の展示販売、観光案内などが行われる。樟脳や林業の発展と衰退を見届けた場所の再生に、地元住民らは地域観光を盛り上げる新たな魅力になればと期待を寄せている。

文化部(文化省)文化資産局によると、建物は1940(昭和15)年に完成。台湾総督府専売局の樟脳関連施設、戦後は林務局の事務所兼宿舎として利用された。だが、林業の衰退に伴い、事務所が移転して以降は長年放置されていた。その後、2008年に県の歴史建築に登録された。18年には交通部(交通省)観光局参山国家風景区管理処が所有権を取得し、3000万台湾元(約1億2400万円)を投じて修復作業を行っていた。

同処の曹忠猷代理処長によると、建物の周囲には竹細工やホタルなど地域の特色を取り入れた提灯や日本風の絵馬掛けを設置して雰囲気を出した。

施設の運営を請け負う南庄郷観光産業協会の劉月梅理事長は、地元の高齢者による歴史解説や特産品の販売のほか、着物体験などを計画していると語った。

(管瑞平/編集:齊藤啓介)

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