熊本学園大の学生が南部・高雄を訪問し、高雄科技大の学生と交流を図っている。5日に高雄市政府で双方の学生らと面会した行政・国際処の張硯卿処長は日本人学生に対し、高雄の学生と友情を育み、高雄の発展を知ってほしいと語った。
同処によると、熊本の学生は4日から海外研修の一環として訪台。市政府への訪問には日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会高雄事務所の奥正史所長も同行した。
張処長は、高雄市は都市外交を積極的に推進しているとし、日本の都市と産業、テクノロジー、観光、教育などさまざまな分野で密接な交流があると強調。2017年には熊本県や熊本市と友好交流協定を締結し、文化展示やマラソン大会、半導体、イノベーション産業などの他、若い世代の友情を深めるためのオンライン交流や姉妹校協定の締結などで交流を図っていると語った。
熊本学園大の田上智宜准教授は、日本の学生には、高雄の学生との交流を通じて台湾の多様な文化を体験し、相互理解を深めてもらいたいとあいさつ。高雄科技大の陳志坪助理教授(助教)は、国際交流を通じて継続的に学び、異文化を理解するとともに、将来に向けより多くの協力の機会を創出してほしいと話した。