(高雄中央社)南部・高雄市の羅達生副市長は10日、市庁舎で岐阜県美濃市の武藤鉄弘市長らの表敬訪問を受けた。羅氏は同市美濃区と同県美濃市が2012年の友好交流協定締結後、双方は教育や文化などの分野で交流し大きな成果を上げていると強調した。
同市行政・国際処が11日、報道資料で発表した。同処によれば、武藤市長は10~13日の日程で台湾を訪問し、初日は同市を訪れた。訪台には美濃市議会の山口育男議長が同行している。
高雄市美濃区と岐阜県美濃市は地名が同じであることがきっかけで交流が始まり、12年には友好交流協定を結んだ。また、美濃区は手作りの紙の傘「油紙傘」の、美濃市は和紙の産地としてそれぞれ有名だ。これに言及した羅氏はこうした文化面の共通点を基礎に、今後も多分野で協力を重ね、技術を伝承していければと期待を寄せた。
武藤氏は、美濃市は長年、台湾の旧正月の恒例行事、台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)に美濃和紙明かりアート作品を出展してきたと指摘。今後も台湾のイベントでより多くの和紙作品を展示したいと意欲を見せた。