(台北中央社)パリ五輪のバドミントン男子ダブルスで台湾の李洋・王斉麟組が金メダルに輝いたのを祝い、台北市立動物園は5日、優待キャンペーンの実施を発表した。同日から12日まで2人同行でそのうち1人を入園無料にする他、李・王組が「麟洋」(中国語でリンヤン)ペアと呼ばれていることにちなみ、中国語で発音が似ているレイヨウ(羚羊=リンヤン)類の動物と記念写真を撮影した来園者に記念品を贈呈する。
イランド(伊蘭羚羊)やボンゴ(斑哥羚羊)、アダックス(弓角羚羊)、ベイサオリックス(東非劍羚)などと一緒に撮影した写真を園内の旅客案内所に持っていくと、1100セット限定で記念品がもらえる。
王選手が台北市の選手であることから、市立動物園の他にも同市政府各局が優待キャンペーンを発表している。
市スポーツ局は、市内12区のスポーツセンターのジムとプールを6日から12日まで入場無料にする。
台北メトロ(MRT)は9日に、交通系ICカード「イージーカード」(悠遊卡)での乗車で猫空ロープウェイの運賃を一律半額にする他、アミューズメントパーク「児童新楽園」の入園を無料とする。同じく9日にイージーカードで台北メトロに乗車した場合、メトロがカード1枚につき1台湾元(約4.4円)をバドミントン競技の発展に関連する団体に寄付する。金額は110万元(約480万円)を超える見通しだという。