(台北中央社)台湾観光協会が主催するグルメの祭典「2024台湾美食展」が2日、台北市の世界貿易センター1号館で始まった。開会式に出席した頼清徳(らいせいとく)総統は台湾について、国際社会が認めるグルメ天国だと強調。世界的にも有名な料理は台湾でも食べられると食の多様性をアピールした。
台湾グルメの食材についても、農業従事者の努力や絶えず行われる改良により、品質はとても良好だと強調。コンテストで優勝するなどした料理人も増え続けており、多くの若者がグルメを生涯の仕事とし、技術の向上に努めていると述べ、食べたいものは何でも食べられる台湾人は幸せだと語った。
また観光立国として、海外メディアを通じて台湾をアピールし、台湾の国際的な認知度を高めたいとした他、全国22県市の観光スポットとグルメを打ち出し、国内旅行やインバウンドの促進を図りたいとした。また県境や市境を超えて共同でPRすれば効果はさらに大きくなるとの認識を示した。
最近にはもち米の腸詰めにソーセージを挟んだ「大腸包小腸」が日本のテレビ番組で紹介されたことに言及。今後は多くの日本人観光客が食べに来るとの見方を示した他、2010~17年に市長を務めた南部・台南市の名物、牛肉スープを薦め、台南への来訪を呼びかけた。
台湾美食展は5日まで開催される。