アプリで読む
ダウンロード

小林製薬の紅こうじ 台湾での体調不良など通報34件に 245製品が販売停止

2024/04/11 12:21
イメージ(Pixabayから)
イメージ(Pixabayから)

(台北中央社)小林製薬の「紅こうじ」を原料とする製品を摂取した人に健康被害が相次いでいる問題で、衛生福利部(保健省)食品薬物管理署の林金富副署長は10日、体調不良など「予期せぬ反応」があったとする通報を寄せた人数が34人に上ったと発表した。関連する紅こうじを使用し、各メーカーが予防的に販売停止とした製品は同日までに245製品に及んだ。

同社が自主回収を進める紅こうじ成分入りサプリメントは台湾には輸入されていないものの、同社が製造する紅こうじ原料は2社が輸入し、複数業者に卸された。製品の予防的販売停止措置を取る業者は105社に上る。

同署が通報の対象とする「予期せぬ反応」は、サプリメントなどを摂取した後に体調不良が現れた場合の他、うたわれる効果が得られなかった場合も含まれる。同社の紅こうじを巡って予期せぬ反応があったと通報した34人のうち6人は、自主回収対象のサプリメントを日本から購入して摂取した。1人を除き体調不良が現れたとしている。残る28人は台湾製の製品を摂取。全員が腎臓機能低下や疲労感などの何らかの体調不良を訴えている。

また林氏は返品や返金についても説明した。小林製薬が製造した自主回収対象サプリメントを海外から購入した人は、同社台湾法人の窓口に連絡が可能。同社の紅こうじ原料を使用した台湾製の製品の購入者は、各メーカーの問い合わせ窓口が連絡先となる。メーカーの問い合わせ先が分からない場合は、小林製薬台湾法人のカスタマーセンターや専用サイトで照会できる。

(沈佩瑤/編集:田中宏樹)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
172.30.142.14