(新北中央社)7日午前、北部・新北市板橋区にあるマンションのベランダで、ペットとみられる猫1匹が迷い込んでいるのを住人が見つけた。猫は通報で駆け付けた警察官に保護され、その後動物保護施設を通じて無事飼い主の元へ返されたが、同市政府動物保護処は8日、ペットを単独で外にいさせ、動物保護法に違反したとして、飼い主に3千台湾元(約1万4千円)の過料を科したと明らかにした。
同市政府警察局海山分局は猫を保護した後、飼い主を探すためにフェイスブック上に写真を投稿すると、かわいらしい姿に多くのコメントが書き込まれた。動物保護処にも引き取りの申し出が20件以上あった。
動物保護処の楊淑方処長によれば、猫はブリティッシュショートヘアの雄で、マイクロチップを装着していることが分かり、登録されていた情報を基に、8日午前になって飼い主に返したと説明。飼い主は市外在住で、市内に住む交際相手の家に猫を連れてきたところ、いなくなったと話したという。
動物保護法ではペットが公共の場所や公衆の出入りする場所に出入りする際、7歳以上の人が付き添うべきだと定めているとし、飼い主は過料の他、保護した際にかかった費用を支払う必要があるとしている。