アプリで読む
ダウンロード

日本人の約77%、台湾に「親しみ感じる」 駐日代表処調査

2023/12/19 13:19
日本と中華民国(台湾)の国旗
日本と中華民国(台湾)の国旗

(東京中央社)今年行われた日本人の台湾に対する意識調査で、76.6%の人が台湾に親しみを感じ、65%の人が台湾は信頼できると答えたことが18日、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の発表で分かった。同処は「今回の結果は過去の調査結果と大きな差はなく、多くの日本人は台湾に対して良好なイメージを持っており、現在の台日関係の発展についても肯定的である」としている。

調査は同処が一般社団法人、中央調査社に委託し、10月30日~11月1日にインターネットを通じ、20~89歳の日本人を対象にして行った。46.2%が選択肢に挙げたアジアの主要国の中で最も親しみを感じるのは「台湾」と答え、トップになったとした。

台湾と聞いて思いつくことは何かの質問には「日本に友好的」が74.8%で最も多く、「食べ物がおいしい」(45%)、「日本と歴史的なつながりがある」(36.8%)、「観光地が豊富」(30.7%)、「台湾有事」(24.5%)、「半導体産業が世界に注目されている」(23.9%)と続いた。

台湾に対する親しみについては、76.6%が台湾に「親しみを感じる」または「どちらかというと親しみを感じる」と答えた。その理由は「台湾人が親切、友好的」が最も多く、以下「歴史的に交流が長い」、「経済的な結びつきが強い」となった。

信頼度については、65%が台湾は「非常に信頼できる」または「信頼できる」と回答。その理由は「日本に友好的だから」が最多で「自由・民主主義などの価値観を有している」、「歴史的なつながり」、「平和な国だから」と続いた。

現在の台日関係については、72.8%が「よい」または「どちらかといえばよい」と答え、59.1%が将来の台日関係は「発展する」または「ある程度発展する」との見方を示した。

台日間で最も懸念される問題については「台湾海峡情勢(台湾と中国との関係)による日本への影響」が44.4%で最多。その後に「領土問題」(8.5%)、「歴史問題」(7.3%)、「経済面での競合関係」(6.8%)が続いた。「福島第一原発の処理水の海洋への放出に関する問題」は4.8%で、「ない」と答えた人も20.9%いた。

今回の調査では日本人に「『台湾の平和と安定』のために重要なことは何か」についても質問。「外交や対話による協調」が57%、「日米台の連携の構築」が37.1%、「台湾の防衛力の強化」が26.6%、「日本の防衛力の強化」が26.4%、「米国が台湾の防衛に積極的にかかわること」が26%などとなった。

(楊明珠/編集:齊藤啓介)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
172.30.142.80