(台北中央社)中央感染症指揮センターは24日、新型コロナウイルスの感染状況における警戒レベル「第2級」を来月7日まで延長すると発表した。国内外での感染拡大を受け、厳格化したマスク規定は継続する。外出時は例外の状況を除き、マスクを常時着用することが義務付けられる。運動時や写真撮影時などにマスクを外すことは認められない。
マスクを外すことができる例外の状況は、農林畜水産業従事者が開けた場所で行う作業▽山林や海辺での活動▽温泉やサウナなどマスクが濡れやすい場所。例外のケースでも、不特定の相手と社会的距離が保てない場合はマスクの着用が必要となる。
また、台湾高速鉄道(高鉄)や台湾鉄路管理局(台鉄)、都市間バス、船舶(固定の飲食エリアを除く)、空の便の国内線では、乗り物内での飲食が禁止される。
事業の場所や公共の場では連絡先登録(実聯)制や検温、環境の消毒、従業員の健康管理、陽性確認時の対応などにおいて、規定を厳格に守ることが求められる。
飲食店などで連絡先登録制の徹底や検温、手洗い設備や消毒用品の提供などの規定に違反した業者は法で罰せられる。期限内に改善が完了しなかった場合は店内飲食の提供が禁じられる。
▽ 台湾全土の病院で面会禁止に
中央感染症指揮センターは24日、全国の病院で面会を原則的に禁止すると発表した。同日から施行する。
病院から許可を得れば面会できるが、面会前3日以内の抗原簡易検査またはPCR検査での陰性証明を提示する必要がある。