(台北中央社)蕭美琴(しょうびきん)副総統は20日、台北市の総統府で、日本と台湾の関係強化と発展を目指す日本台湾親善協会の会長を務める衛藤征士郎前衆院議員や大分県議会自民党会派のメンバーらと面会した。近年九州には半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)やその協力企業が投資しているとし、台日の経済分野における協力と相互往来の重要な基地だとの認識を述べた。
蕭副総統は、衛藤氏が長期にわたり台日関係を重視し、支持していることに感謝を表明。台湾と日本は経済や貿易でのつながりや、民主主義や自由の価値観を共有していることに触れ、緊密な友好関係が築かれていると強調した。台日関係については「まさかの時の友こそ真の友」と表現し、新型コロナウイルスの流行時や自然災害発生時などに互いに支え合う姿は強く密接な関係を示していると語った。
また立法委員(国会議員)時代の2017年に大分県で開かれたアジア太平洋国会議員連合(APPU)総会に出席した際には、グルメや温泉などに印象が残ったとした上で、自身をはじめ多くの台湾人は日本が好きだとし、より多くの日本人にも訪台してもらい、相互交流を通じて双方の関係をさらに緊密にさせたいと期待を寄せた。