(台北中央社)安倍晋三元首相の妻の昭恵さんが21日、台北市内で開かれた国際会議で講演し、生前の安倍元首相と友好的な関係にあったトランプ米大統領について「時々挑発的なことも言うが、心根では平和を愛し、優しい心を持っている」と語った。
民主主義国家の連携強化を目指す国際会議「ハリファックス国際安全保障フォーラム」で講演した。同会議は20日から2日間の日程で開かれ、70カ国以上の政府関係者や専門家、学者らが集った。同会議が北米以外の地域で開かれるのは初めて。
昭恵さんは英語でスピーチした。同会議が台湾で開かれたことについて「とても大きな意味がある」と言及。安倍元首相が生前、「台湾有事は日本有事」と発言していたことに触れ、「彼は台湾を愛していた。そしてこの地域の平和を誰よりも願っていた」と涙ぐんだ。