(リマ中央社)南米ペルーの首都リマで現地時間15日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が始まった。総統特使として出席する林信義(りんしんぎ)総統府資政(顧問)は同日午前、各国首脳と来賓の非公式対話に臨み、バイデン米大統領と面談した。外交部(外務省)によれば、林氏は台米関係の促進に貢献したとしてバイデン氏に感謝を伝えた他、近い将来の台湾訪問を要請したという。
林氏が総統特使としてAPEC首脳会議に出席するのは民進党の陳水扁(ちんすいへん)政権下の2005年以来、2度目。
同部によれば、両氏は台米間の課題についても話し合っており、その場に居合わせたカナダのトルドー首相も耳を傾けたという。林氏は同日昼には、昼食会の形で各国首脳と共にAPECビジネス諮問委員会(ABAC)と対話し、夜には夕食会に出席した。
林氏は前日、ブリンケン米国務長官とも会談した。台米の各方面でのパートナー関係の継続した強化について意見交換したという。