(トロント中央社)カナダ下院は現地時間6日、台湾が国際機関に有意義に参加することを支持する議案を全会一致で可決した。1971年の国連総会で採択された国連における中国の代表権を巡る「アルバニア決議」は、中華人民共和国の台湾に対する主権について定めていないと明記された。
7月に訪台して国際議員連盟「対中政策に関する列国議会連盟」(IPAC)の年次総会にも参加した、野党・ケベック連合の議員が提出した。
決議では、カナダが台湾との経済、文化、人的交流を非公式ではあるものの、発展させながら続けており、これはカナダの外交政策に合致しているとされた。世界保健機関(WHO)や国際民間航空機関(ICAO)などの国際機関に台湾が有意義に参加することを支持するため、志を同じくするパートナーと協力を継続するとの内容も盛り込まれた。