(台北中央社)農業部(農業省)は1日、家畜伝染病「アフリカ豚熱」(ASF)の自己清浄国宣言が、国際獣疫事務局(WOAH)のウェブサイトに正式に掲載されたと発表した。農業部は、アフリカ豚熱の清浄国宣言の承認は台湾の豚肉産業の発展に大きな影響をもたらすとし、台湾は世界における豚肉供給市場でより大きな競争力を獲得することになると喜びを示した。
アフリカ豚熱は2018年から世界各国で猛威を振るい、アジア地域も深刻な影響を受けた。台湾は厳格な水際対策でウイルスの流入を防ぐことに力を注いだ。
農業部は今年7月、清浄国宣言をWOAHに提出していた。
農業部は豚熱(CSF)についても清浄化の承認を申請しており、来年5月のWOAH総会で承認される見込みだと説明した。
台湾は2020年に口蹄疫(こうていえき)のワクチン非接種清浄地域に認定された。豚熱の清浄化も認められれば、台湾は豚の三大感染症のいずれに関しても清浄国ステータスを有するアジアで数少ない国の一つとなる。