(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は27日、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の大橋光夫会長と台北市の総統府で面会した。台日は堅実なパートナーであるとした上で「台湾や日本などの民主主義のパートナーが共に民主主義の傘を差し、手を取り合って世界の民主主義や平和、繁栄を促進したい」と期待を寄せた。
頼氏はあいさつで、大橋氏が2011年の就任以来台日関係の増進に貢献してきたとして謝意を表明。自身が5月に就任して以来、すでに40人を超える日本の国会議員の訪問を受けたとし、台日の友情が深まり続けていることの表れだと述べた。日本政府が台湾の国際参加のために公の場で幾度となく声を上げていることに感謝すると語った。
大橋氏は、岸田文雄首相が自民党総裁選に出馬しないことに触れ、次の首相が誰になろうと日台関係の安定的な発展は揺るがず、変わらないとの考えを示した。また頼氏とは以前から長きにわたって友好的で親密な関係にあり、日本と台湾にとって最も重要な時期に頼氏と共に日台関係を推進できるのは喜ばしいことだとした。