(台北中央社)卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)は26日、台北市の行政院(内閣)で日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の大橋光夫会長と面会した。台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の代表(大使に相当)を今月退いた謝長廷(しゃちょうてい)氏や間もなく着任予定の李逸洋(りいつよう)次期代表とはとても密接な関係だとした上で、台日関係のさらなる進展に期待を寄せた。
卓氏は、日本は台湾にとって重要なタイミングで支援をしてくれているとし、台湾としても日本と十分に協力したいと言及。環太平洋経済連携協定(TPP)への加入に当たっては日本からさらなる協力を得られればとし、台日双方が一歩前に進めば地域経済の繁栄に貢献できるだろうと述べた。
また謝氏は自身の政治の師であり、李氏は台北市議時代の同期だと紹介。2人の異なる段階における努力の下で、台日関係のためにさらなる努力をしていければと語った。
大橋氏は、世界における隣国同士の関係はあまり良くないことが多いとした上で、日本と台湾の関係を「世界に誇れる友好関係」だと形容。この関係性を全世界が学べば世界から戦争がなくなるはずだと話し、それこそが使命だとした。