ペロシ氏訪台/蔡総統「民主主義の防衛線守る」ペロシ氏「結束重要」 総統府で会談/台湾

2022/08/03 12:53
蔡総統(右)から勲章を贈られたペロシ米下院議長=総統府提供
蔡総統(右)から勲章を贈られたペロシ米下院議長=総統府提供

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は3日、台北市内の総統府でペロシ米下院議長と会談した。軍事的な圧力に屈さず、民主主義の防衛線を堅守する姿勢を示した上で、世界の民主主義陣営の国々と団結して「民主主義の価値」を守っていくことに期待を寄せた。ペロシ氏も台湾と結束する考えを示した。

蔡総統は、訪台により米議会の台湾に対する「盤石の支持」を示したと歓迎。また、ペロシ氏が台湾の民主主義に関心を寄せ続け、台湾の国際参加への支持も示してきたとして「最も深い謝意」を表明した。

また、ロシアによるウクライナ侵攻に言及し、「民主主義の台湾」が侵略を受ければインド太平洋地域全体に大きな衝撃をもたらすと指摘。その上で、台湾は軍事的な圧力に屈しないと強調し、国家の主権と民主主義の防衛線を守る考えを示した。

自衛力の向上に努める姿勢も見せた。台湾海峡の平和と安定を守ることに尽力し、「地域の安全を守る安定した重要なパワー」になると宣言。「自由で開かれたインド太平洋」と、サプライチェーン(供給網)の安定した発展を確保する方針を示した。

蔡総統は、国家に大きく貢献した非公務員や外国人に贈る勲章で最高位に当たる「特種大綬卿雲勲章」をペロシ氏に授与した。

▽ペロシ氏、台湾との結束は「極めて重要」

ペロシ氏は、勲章を授与されたことは光栄だと述べた。議員たちの代表として受章するとし、台湾との関係促進には多くの議員が党派を超えて力を注いだと言及した。

米国が43年前に「台湾関係法」を成立させたことに触れ、「米国は台湾の味方である」という固い約束を示したものだったと指摘。この基礎の下、安全保障などにおいて台湾と米国は関係を発展させてきたと述べた。

訪台を通じ、米国は「台湾との約束を破棄しない」ことを伝えたいと言明。台湾がさまざまな挑戦に直面しているとした上で、米国と台湾との結束は「極めて重要」だと強調し、米国と台湾間の固い結束を世間に示したいと語った。

世界は民主主義と権威主義の二択を迫られているとしつつ、米国は台湾と世界の民主主義を守っていくとの姿勢を示した。

(葉素萍、温貴香/編集:楊千慧)

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