中部・苗栗県の廟(びょう)白沙屯拱天宮は4月12日から20日にかけて、毎年恒例の宗教行事「進香」を行う。台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)は期間中の旅客輸送のため、臨時列車を増発する他、乗客の平安を祈る気持ちを込めて、期間限定の「祈福ヘッドレストカバー」を導入する。23日、報道資料で伝えた。
進香は航海の女神「媽祖」を祭る同廟が媽祖像をみこしに乗せ、中部・雲林県の媽祖廟、北港朝天宮までの往復約400キロの道のりを、徒歩で進む行事。廟側によれば、今年は40万人以上が参加を申し込んだ。
高鉄は祈福ヘッドレストカバーのデザインについて、宗教施設の祭典や信徒の巡礼をモチーフに、廟の屋根の曲線美を取り入れ、行事のにぎわいと媽祖の加護を願う人々の敬虔な思いを表現したと説明した。
臨時列車は計10本増発する。4月16日と17日には、進香の際に通る雲林と嘉義に停車する列車を7本増発し、20日には台中発の列車2本を増発し、北部へ戻る利用者の輸送に対応する。また、12日深夜に行われるみこしの出発儀式に合わせ、苗栗駅に午後10時7分に停車する列車を追加運行し、信徒が儀式に参加しやくする。