今年9月、せき止め湖から水があふれた影響で洪水被害に見舞われた東部・花蓮県復興郷で26日、自転車シェアリング「YouBike」の運用が始まった。設置費用は運営会社が全額負担した。同社の関係者は、交通と生活機能の復興を支援するとしている。
洪水被害で被災者の交通手段も影響を受け、県政府では巡回バスの運行を計画している。
花蓮県政府観光処の余明勲処長は、専用駐輪場はすでに9カ所で設置され、1カ所で計画中だと説明した。
自転車は150台が導入され、利用料金は最初の30分は無料で、4時間までは30分ごとに12台湾元(約60円)が加算される。
観光処は、利用状況を見て中央政府に整備予算を求め、観光や地方経済の発展をもたらしたいとしている。