優秀な外国人の台湾での学位取得や中国語学習を奨励するため、教育部(教育省)が奨学金を提供している。今年は1500人以上の受領者が新たに訪台しており、教育部は台湾での学習を通じて教育環境への理解を深め、将来的には各国と台湾の架け橋になってほしいと期待を寄せている。
教育部が21日発表した報道資料によると、奨学金は学位取得希望者に提供する「台湾奨学金」と中国語学習希望者に提供する「華語文奨学金」があり、今年で21年目。
劉国偉(りゅうこくい)政務次長は、奨学金の受領者が学業に励むだけでなく、台湾の多様な文化を知り、グルメを楽しみ、情熱的な台湾人と友達になってほしいと語った。
教育部では、卒業後にも語学力の強みなどを生かして台湾で就職し、優秀な人材の交流を促進してほしいとしている。