南部・台南市の台南山上花園水道博物館で、河津桜が咲いているのが見つかった。暖かく晴れた日が続いた影響とみられ、来館者を驚かしている。
同館の浄水池周辺には多くの桜の木が植えられている。関係者は14日、中央社の取材に対し、通常河津桜は1月下旬から3月にかけて見頃を迎えると説明。開花した桜の木には特段成長を早める措置はしていないと語った。
専門家は季節外れの開花について、植物が本来持つ自然のリズムを弱め、受粉や結実、さらにはその後の生態系連鎖に影響を及ぼす恐れがあると警鐘を鳴らす。
同館では桜の開花状況を観察する方針で、環境保護などへの重視も併せて呼びかけるとしている。