中部・南投県信義郷のシナパラン小学校に通う児童らで結成された合唱団が23日、東京で25~27日に開催される東京国際合唱コンクール出場のため、桃園国際空港から出国した。同小学校は、台湾原住民(先住民)族ブヌン族の児童が多く、文化の美しさを国際舞台で披露するとしている。
同合唱団は2013年に結成。昨年にはシンガポールで開催されたコンクールで銀賞を獲得した。この日は空港のロビーでも歌声を披露し、居合わせた人を楽しませた。
同小学校の梁雅恵校長はコンクール出場について、子供たちに成功体験をさせることだと強調。シンガポールでのコンクール出場後、子供たちが「もっと良くできる」と思い、1年間の努力と指導を経て、準備をしてきたと語った。
コンクールにはシナパラン小以外にも台湾から複数の合唱団が出場する予定。