中華民国(台湾)と外交関係を持つ南米グアテマラで、台湾が老朽化したラ・アウロラ国際空港の改修支援に取り組んでいる。20日には刷新されたフードコートの供用が開始され、多くの人でにぎわった。
張俊菲(ちょうしゅんひ)駐グアテマラ大使によれば、フードコートの刷新は、外壁や内壁の再塗装、アナウンス設備や照明設備の更新などを含む改修プロジェクトの第1段階として行われた。来年には空港の基本的な設備の改修を行う第2段階の作業を進めるという。
フードコートにはモバイル機器を充電できる飲食スペースが新たに設置された。薄暗かったロビーも明るくなり、案内板には「ありがとう台湾」とメッセージが表示されている。
同空港は改修前、トイレの半分が使えず、エスカレーターやエレベーターの故障も1年半以上放置されていた。また手荷物受取所のターンテーブルや保安検査システムも正常な動作ができない状態だった。フードコート供用の式典に出席したグアテマラ政府の関係者は、台湾の支援に感謝を示した。