大陸からの寒気団が強まった影響で、19日の台湾は各地で気温が低下した。台湾最高峰・玉山の山頂に近い玉山観測所(標高約3845メートル、中部・南投県)では、早朝に霧氷や雨氷といった現象が見られた。
北部と中部にまたがる雪霸国家公園の管理処によれば、同公園内ではこのところ、標高3000メートル以上の地点であられが降っており、登山案内人からの情報では19日も降り続いているという。
北部・新竹県尖石郷の新光小学校周辺では雪が降った。楊文科(ようぶんか)県長がフェイスブックで「白い雪がやわらかく山を覆い、紅葉と映え合っている」と紹介した。
中央気象署(気象庁)によれば、この日の平地の最低気温は離島・連江県馬祖の7.7度。台湾本島では北部・新北市石碇の10.1度が最も低かった他、台北市内でも複数地点で11度台が観測された。