象の横顔のように見えるため「象鼻岩」の愛称で知られていたものの、昨年12月に鼻に当たる部分が崩れ落ちた北部・新北市瑞芳区の奇岩。その後、ネットユーザーがカピバラのように見えると発見して以来、鑑賞に訪れる人が再び増加している。同区公所(役所)は23日、フェイスブックを更新し現地にスマートフォンの撮影用スタンドや小道具を設置したとアピールした。
区公所が用意した小道具はリンゴやオレンジ、カキなど果物を模したもの。カピバラの頭に果物を乗せているような写真を撮影できる。中国語や日本語、英語で撮影のポイントを説明した資料も、区公所のフェイスブック上で公開された。
同区の楊勝閔区長は中央社の取材に応じ、天気が良い休日には千人近くが周辺エリアを訪れ、大自然の美しさを楽しんでいると説明。観光客に対しては、立ち入り禁止区域に入らず、現場では警備員の指示に従うなど、安全に注意するよう呼びかけた。