東部・花蓮県の手作り家具ブランド「木想傢」のダイニングテーブルが国際的に権威のある「iFデザインアワード2024」を受賞した。受賞製品は国産素材を100%使用し、ソウシジュと蛇紋石を組み合わせた。多くの台湾人になじみ深い素材にこれまでとは異なる高級感を出すことで、台湾の材料の美しさを人々に知ってもらいたいとしている。
同ブランドは、玉里鎮の県道沿いに拠点を構える。創設者の王嘉納さんは田舎の青年に地元で就業する機会を提供しようと、同ブランドを立ち上げた。この3年来、玉里の青年が木工技能を磨くのを支援し、毎年200点以上の作品を生み出している。
受賞製品は玉里で産出された蛇紋石を使用。独特な加工工法を用い、表面に皮革のような起伏を持たせ、マットな質感に仕上げた。王さんと青年の計3人が1カ月をかけて完成させたという。