南部・屏東県東港鎮で3年に1度行われる伝統行事「屏東東港迎王平安祭典」を紹介する「屏東県王船文化館」が27日、同鎮で開館し、開館から3日間で6万人近くが来館した。県政府文化処が30日、明らかにした。
東港迎王平安祭典は厄除けを祈願して行われる宗教行事。台湾で信仰される神「王爺」を乗せた木造船「王船」を開催ごとに作り、最後にはそれを焼き払う。
文化館には実物大の王船が展示されている他、没入型の劇場も設置した。伝統文化にニューメディアを融合させ、来場者に歴史的な角度から文化の特色と伝統技術の伝承を伝えている。