(台中中央社)1日未明、中部・台中市で、同市政府主催の年越しイベントで打ち上げられた花火の破片とみられる落下物が日本人女児の顔に当たり、まぶたの下にやけどを負った。女児は病院に搬送され、治療を受けた後に帰宅した。
台中市内の公園では、昨年12月31日から今月1日にかけて年越しイベントが行われ、約180秒間花火が打ち上げられたが、インターネット上には花火の破片とみられる落下物で観客が逃げ惑ったり、ぼやが発生したりするトラブルを写した動画が複数投稿されている。
盧秀燕(ろしゅうえん)台中市長は1日午前、報道陣の取材に対し、市政府を代表して謝罪。負傷者については市政府の職員が病院での付き添いや支援などを行ったと説明した。
市政府は、打ち上げ装置の固定が緩く、花火が傾いて発射された可能性があるとの見方を示した。打ち上げを担当した企業に爆竹花火管理条例違反で10万台湾元(約48万円)の過料を科すとしている。