国営台湾鉄路(台鉄)は11日、旧型客車を再利用した観光列車「藍皮解憂号」(憂さ晴らし号)型の交通系ICカード「iPASS」(一卡通)を15日から販売開始すると発表した。カードをセンサーにかざすと、先頭のヘッドライトが光るという。
3250個の数量限定販売で、うち2800個は台北、花蓮、台東駅にある鉄道グッズ販売店「台鉄夢工場」などの実店舗で、残りはインターネットを通じて販売される。価格は499台湾元(約2325円)。1人当たり1度に5個まで。
また、31日までの期間中、購入者を対象に台鉄のロゴ入りのマグカップやスポーツタオルの他に、藍皮解憂号の形をした抱き枕などの関連グッズを優遇価格で入手できるとアピールした。
同旧型列車は「藍皮車」と呼ばれ、南部と東部を結ぶ南廻線を走っていた。同線の電化により、2020年12月に運行を終了したが、翌21年10月に改修を経て観光列車として運行が再開された。