中部・苗栗県通霄鎮。毎年この時期になると、ラクウショウが美しく色づき始、絵のような光景が展開される。地元の映像撮影者、張文煥さんがその美しさを秘めた写真をネット上に公開し、人々の目を楽しませている。
海に面する同地は台湾で重要な塩の生産地。古くから地元で採取した塩を他所に運ぶため、古道が作られ「挑塩古道」と呼ばれている。ラクウショウの秘境は現地から古道に向かう際に必ず通る道にあり、長さは約2キロメートル。
張さんによれば、かつて鎮公所(役所)が農村の再生計画に合わせ、鎮内を流れる川に沿ってラクウショウを植えたから秘境ができたという。
通霄鎮の他に、その周辺にある後龍鎮や三湾郷、南庄郷なども県内で有名なラクウショウスポットとして挙げられる。毎年12月から翌1月にかけてベストシーズンとなり、各名所とも多くの人でにぎわう。