高雄市立図書館などによる読書を支持するイベント「高雄レディングフェスティバル」(高雄城市書展)が南部・高雄市で開かれている。本の展示の他、講座も開催され、日本のアートディレクター、えぐちりか氏が登壇し、自らのアイデアの出し方などについて分かち合う。
広告やアート、絵本などの分野で活動中のえぐち氏。本の形がパンそっくりな絵本「パンのおうさま」シリーズなどの作品を発表しており、その台湾版は今年6月に発表された。オンライン書店「博客来」で先行予約受付開始2日で、児童書ランキングでトップ10入りを果たしたという。
講演はイベントの一環として来月8、9日の両日に実施。台湾版「パンのおうさま」を出版した上誼文化によれば、えぐち氏は講演でユニークなアイデアの出し方とその生かし方をさまざまな事例をもとにわかりやすく説明してくれる。
「パンのおうさま」を絵本として読んだりコレクションとして収蔵したりする人もいると同社の劉維中編集長は明かし、「デザインやストーリーのどちらをとっても気持ちをよくしてくれる魔力を持っている」と参加を呼び掛けている。