(台北中央社)野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選に出場する台湾代表メンバーが15日、発表された。元西武で現在は台湾プロ野球、台鋼ホークスの呉念庭内野手や日本ハムの孫易磊(スン・イーレイ)投手、ヤクルトの高橋翔聖(台湾名:徐翔聖)投手など28人が選出された。
今月3日に始まった合宿には36人が招集された。日本ハムの古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手は右脇腹の故障を理由に辞退。味全ドラゴンズの陳子豪外野手と劉基鴻内野手は合宿に参加したもののメンバーには選ばれなかった。
台湾プロ野球リーグ、中華職業棒球大聯盟(CPBL)は、約2週間の調整や実戦練習、選手のコンディションを曽豪駒監督やコーチ陣が総合的に評価してメンバーを決めたと説明。チームが団結してよい成績を収め、WBCへの出場権を獲得してほしい期待を寄せた。
予選は2組に分かれてそれぞれ台湾と米国で実施される。台湾では台北市の台北ドームで今月21日から25日まで行われ、台湾代表は21日にスペイン、22日に南アフリカ、23日にニカラグアとそれぞれ対戦する。各組上位2チームが来年3月に行われる本戦への出場権を手にする。前回優勝の日本など16チームは本戦への出場が決まっている。