(嘉義中央社)南部・嘉義県の国立故宮博物院南部院区で5日、沖縄県をテーマにした企画「日本沖縄月」が始まった。11月3日までの期間中、琉球王国の古い文物や現代沖縄の芸術文化に関する展示の他、沖縄に関する伝統芸能の上演や体験活動、講座などが行われる。
アジア各地の芸術を紹介する「故宮亜州芸術節」の一環。5日には開幕式が行われ、獅子舞のパフォーマンスや関係者らのあいさつがあった。
故宮博物院の蕭宗煌院長は、企画を通じて博物館の角度や観点から人々に沖縄を再認識してもらい、「沖縄好き」から「沖縄に詳しい人」になってほしいと話した。
式典には日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表(大使に相当)も出席。日本の沖縄がテーマとして取り上げられたことを大変うれしく思うとした上で、体験を通して楽しみながら沖縄について学んで理解を深めてほしいと話した。
同院南院では、琉球の文化と歴史を紹介する特別展「万国津梁・東アジア海上の琉球」も開催されている。