(台北中央社)はんこイラストレーター、白幡美晴さんの個展が台北市内で開かれている。宮城県気仙沼市出身の白幡さんは、東日本大震災をきっかけに、「消しゴムはんこ」をパーツにしたイラストの制作を開始した。初の台湾個展開催に、東日本大震災発生時の台湾からの支援に感謝の気持ちを示し、「夢がかなった」ようだと話した。
白幡さんは18日、中央社のインタビューに応じた。
白幡さんは今回が初訪台。以前から台湾人の親切さは耳にしており、「台湾に来たい」と思っていたという。復興の過程で台湾から支援を受けたことから、台湾について理解を深めたいと思っていたと話す。当時、多くの援助を得て驚き、そこで初めて台湾と日本の間の結びつきについて知ったと明かした。
気仙沼の自然をモチーフに、懐かしく優しい風景を伝えることを目的に作品を制作している白幡さん。東日本大震災によって、気仙沼の人工の風景は大きく変わったが、自然景観はほぼ元通りになったと話し、機会があれば台湾の人にも現地を訪れてほしいと呼びかけた。
個展は田園城市生活風格書店で来月1日まで。