(東京中央社)台湾原住民(先住民)族アミ族の打楽器バンド「AMIS旮亙楽団」(アミス・カケン楽団)が15日、東京中華学校(千代田区)を訪れ、同族の伝統行事で踊る民族舞踊を400人近くの教員や児童、生徒たちと楽しんだ。
台湾の非政府組織(NGO)中華文化総会(文総)などの後押しで実現した。披露されたのは毎年夏に開催されるアミ族の豊年祭の踊り。みんなが両腕を交差させ手をつないで輪を作りながら踊った。
踊り手が作った円陣の大きさは同楽団の活動開始後、最大だといい、団長を務めるは少多宜さんは「子どもたちが一緒に情熱的に踊ってくれるとは思ってもみなかった」と感想を語った。
同校の王東生校長は生徒たちにとってアミ族の文化を知る良い機会となったと喜びを示した。王校長によれば、同校生徒の多くは日本で生まれ育った人で、あまり先住民の文化を知らないという。
東京・上野恩賜公園では16と17日、文総主催の台湾文化発信イベント「TAIWAN PLUS」が開催される。同楽団は開幕式でパフォーマンスを披露する予定。