昨年1月から11月までに出国した台湾人は延べ約1552万3300万人に達したことが、交通部(交通省)観光署の統計で分かった。旅行会社の売り上げは2023年と比べ31.4%、新型コロナウイルス前の19年と比べても2.7%それぞれ増加したとしている。
台湾では海外旅行がブームになっており、旅行会社の売り上げが大幅に成長したとみられる。一方、訪台外国人旅行者数は延べ約695万4067人だった。
静宜大学観光事業学科の黄正聡准教授は、出国者数は19年同期の延べ約1590万9800人よりも少ないとしながらも、ツアー代金や航空券の高騰が旅行会社の売り上げ増をもたらしたとの見方を示した。