2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場を懸けた予選を前に、台湾代表候補の選手が台北市内で合宿を行っている。メンバー最年少は、昨年6月にヤクルトに入団した、台湾人の父と日本人の母を持つ高橋翔聖(台湾名:徐翔聖)投手(19)だ。
台湾代表に選ばれるのはU18(18歳以下)なども含めて初めて。中華職業棒球大聯盟(CPBL)が発表した報道資料によれば、高橋は代表入りの連絡を受けた際「自分にはまだ早すぎでは」と感じ、一抹の不安を感じたと吐露。だが、選ばれたからには自分を信じるよう自身に言い聞かせたと話した。
これまではテレビの中の人だった先輩プレーヤーやコーチ陣と同じチームになり、夢のように感じているという高橋。日本でのトレーニングではブルペンでの投球練習をし、今は少しずつ調整を進めているところだという。
曽豪駒監督は「翔聖を歓迎する。早くチームに溶け込み、一歩ずつ試合のコンディションに持っていってほしい」と期待を寄せている。