(台北中央社)訪台する日本人旅行者を増やそうと、交通部(交通省)観光署(観光庁)が日本人などを対象にしたモニターツアーの出発式が21日、台北駅で開かれた。参加者らは台湾にある日本の駅と同名の駅を巡りながら2泊3日の旅を楽しむ予定。
ツアーには日本人34人と台湾人16人が参加した。8組に分かれて台日同名駅を巡る。参加者は訪問した駅で「一日駅長」となり、駅や周辺観光地への理解を深め、駅長業務も体験する。
観光署の周永暉(しゅうえいき)署長(長官)は、参加者が見聞きしたことを旅行記にまとめてもらい、一緒に台湾の鉄道旅行をPRしたいと語った。また今年4月に地震被害に遭った東部の花蓮や台東への旅行も支障がないことをアピールしたいと期待を寄せた。
周署長は、新型コロナ前には毎年約200万人の日本人が訪台していたとしながらも、今年は円安などの影響を受けたと指摘。200万人に近づけたいと意欲を示した。