(台南中央社)南部・台南市左鎮区で1日、ペットの柴犬が沢に転落し、協力を依頼されて駆け付けたツリークライミングのインストラクターによって、約1日半ぶりに救出される出来事があった。
このインストラクターが参加したイベントを行っていた台南山上花園水道博物館によると、柴犬は約2歳。飼い主と左鎮区でキャンプしていた際、何らかの理由で建物3階分の高低差に相当する沢に転落した。飼い主が声をかけると、柴犬は弱々しく鳴いたが、険しい地形のため近づくことができなかったという。
翌日、事情を知った市民が、友人であるインストラクターに協力を依頼。現場に到着したインストラクターは周辺の状況を確認した後、ロープを使って沢に下り、柴犬を救助用の袋に入れて救出した。
柴犬は衰弱していたものの目立った外傷はなく、飼い主に鼻をこすりつけるしぐさを見せた。同博物館は、ペットと外出する際には思わぬ事故を防ぐため、十分に注意するよう呼びかけた。