(新北中央社)20日午後、天灯(スカイランタン)上げで知られる北部・新北市平渓区の台湾鉄路(台鉄)十分駅近くで、フィリピン人観光客の女性が線路内に侵入し、列車と接触して負傷した。鉄路警察局は21日、鉄路法違反で書類を交通部(交通省)鉄道局に送り、女性に罰を科すと明らかにした。
新北市消防局や鉄路警察局によると、20日午後4時37分ごろ、平渓区で30歳ぐらいの女性が頭部を3~5センチ切るけがを負ったと消防に通報があった。女性は近隣の病院に搬送された。胸や骨盤なども負傷しているが命に別条はないという。女性は列車が駅に接近した際、列車を背景に写真を撮影しようとし、両手を広げたところ、列車に接触したという。
鉄路法では、歩行者や車両が線路内に入ることを禁じている。違反者には5万台湾元(約24万円)以下の過料が科される。