(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は9日、6月に日本から輸入された食用油約8.3トンについて、水際検査で基準値を超えるグリシジル脂肪酸エステルが検出されたと発表した。全量が廃棄または積み戻しされる。
同署によると問題の食用油は山形県の企業が製造した。グリシジル脂肪酸エステルが1キログラム当たり1688マイクログラム検出されたという。台湾では発がん性があるとし、食用油の場合は同1000マイクログラムまでと定められている。
また同署は、市場への流出はないとし、この食用油を輸入した業者に対する抜き取り検査を強化する方針を示した。