(台東中央社)東部・台東県の民家に出現して捕獲されたヒャッポダが3日、衛生福利部(保健省)疾病管制署や農業部(農業省)の職員らによって保護された。今後この個体を利用して抗毒血清が製造される予定だ。
ヒャッポダは台湾の野生動物保育法で保護が必要な野生動物に分類されている。疾病管制署の専門家は、人がかまれる可能性は高くないとしながらも血清を残しておく必要があると話す。
今回ヒャッポダを保護したのは、血清製造のため疾病管制署で現在飼育されている個体が保護からすでに10年近くがたっており、新しい個体と交ぜる必要があることが理由。血清は1年に2度製造できるとしている。
台東県政府の委託を受けヘビを捕まえる専門家の蔡緯毅さんによると、ヒャッポダは自身が不快と感じた時以外は人にかみつくことはないという。