(台北中央社)台湾桃園地方検察署(地検)は6日、台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会の鄭文燦(ていぶんさん)董事長(会長)を収賄の疑いで聴取をし、被疑者の犯罪の嫌疑が十分であるとして裁判所に対し、接見の禁止と勾留を求めたと発表した。鄭氏は弁護士を通じ、違法行為はしていないと強調。調査に協力して早急に真相を明らかにし、潔白を証明したいとの意向を示した。
鄭氏は桃園市長や蔡英文(さいえいぶん)政権下の行政院副院長(副首相)を歴任した。桃園地検によると、5日に鄭氏から事情聴取を行っていたという。総統府の郭雅慧(かくがけい)報道官は6日、司法機関は公正を堅持し、早急に事実を明らかにしてほしいとコメントした。