(ジュネーブ中央社)スイス・ジュネーブで開催中の世界保健機関(WHO)総会の本会議で、2日目の28日までに日米など26カ国と欧州連合(EU)が台湾の参加を支持する発言をした。中華民国(台湾)と外交関係を有していない加盟国では、台湾への支持を表明した国は昨年に比べ4カ国増えた。
オブザーバー資格で参加しているEUは、昨年は台湾支持の発言をしていなかった。台湾を支持する発言をした国の内訳は外交関係を結ばない国が15カ国、国交を有する国が11カ国。国交樹立国は、バチカンを除く全ての国が台湾支持の発言をした。
日本の代表は「地理的な空白を生じさせるべきではない」などとして、台湾をWHOに参加させるよう訴えた。
台湾は2009年から16年までオブザーバーとしてWHO総会に参加していたが、17年以降は中国の圧力により招待されていない。